神様ゲーム2カミハナニヲエラブベキカ
神様ゲーム(2) カミハナニヲエラブベキ (角川スニーカー文庫)
- 作者: 宮崎柊羽,七草
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2005/10/29
- メディア: 文庫
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うん、このシリーズはもうお気に入りに決定!
今回も叶野学園生徒会に神様が訪れるのですが、前回とは違い、この話のメインはあくまで双子の神様で、秋庭たちはそれを助けるという形でゲームに参加します。
2巻のゲームは○×ゲームなんですが、秋庭たちが叶野学園の生徒の悩みを解決して回ることに変わりはないですね。
ただちょっとだけ今回は桑田に関係してる部分もあります。桑田はキャラが若干変わったかな?いや、キャラが変わったというより、知らなかった一面が見えたのでしょう。何気に赤面キャラというギャップはいいですね〜
秋庭たち生徒会の面々も相変わらずの雰囲気ですね。マンネリとは違う安定感があって楽しめました。前巻ではあまり登場しなかった尾田も他の濃いメンバーに呑まれずにがんばってますし、臨時生徒会役員の羽黒花南も、悲しいかなゲームには全然役に立ってはいませんが、彩波やキララの面倒役として新たなジャンル、保母さん(今は保育士か)キャラを確立しつつあります。
なにより、秋庭はもうクールなキャラというより熱血漢だよな〜
突っ込み役として活躍するのはもちろん、悩みを抱える生徒に対しては熱く語りかけ、次期生徒会選挙のためといいつつ行動するのは読んでいて爽快です。
メガネ取った際のみんなの反応に対する考えはちょっと鈍すぎてギャルゲーの主人公みたいではあるけどw
悩みを持った生徒といえば、
今回はあくまでメインは双子の神様の片割れ・キララなのでそこまで多くの生徒は出てきませんが、出てくる生徒はみんな面白いキャラをしてますね〜
レギュラーにはならないだろうけど、このまま出番がなくなってしまうのは惜しいくらいです。短編集などでまた出番はあるのかな?
あと、だんだんかのう様の行動が不審に思えて仕方がないですね。
双子の神様のためと言いつつ、本当にその行動理由が読めない。まだ二巻で背景が読み取れてはいませんが、いつか黒幕になりそうな雰囲気がバリバリします。できればこのシリーズはこの雰囲気のまま続いてほしいのですが・・・
どちらにしろ、今後は叶野の地や、かのう様に関しての謎が中心となったストーリーが展開しそうです。なぜかのう様は人々の願いをかなえるのか?それがこれからの鍵になりそうです。