オオカミさんと七人の仲間たち

おぉ!今日も感想を読みに来てくれたか!いつもありがとうな!

さて、今日はどんなラノベが読みたい?
なに?最近のツンデレな女の子は可愛いけれど、そのツンデレにマンネリ気味?もっと激しく悶え転げたいだって?

それに熱い展開や感動する話、あとちょっとエロスがあれば尚良いって?

はっはっは、いいねぇいいねぇ!なかなか欲張るようになったじゃないか!

なに、そんなものある訳ないなんて諦めるなよ。

そんなお前はとりあえずこのシリーズをおススメするぜ!

オオカミさんと七人の仲間たち (電撃文庫)

オオカミさんと七人の仲間たち (電撃文庫)

さて、いつもと違ったノリで始めてみました。


このシリーズは私の中でも上位に入るほどのお気に入りです!

最初にこの本を手に取ったのが正に上のような状況でした。
そこそこの数のラノベを読み、ラノベ読みとして自覚が出て来たものの、もっと刺激がほしい!もっと悶え転げたい!そう思っている時にこの本に出会いました。


そしてこの本を読み終わった時、まだまだラノベ界にはこんなにも面白い作品があるのか!と感動さえしましたよ。
一般小説ではありえないような面白い設定。たくさんの魅力的なキャラクター達。時には熱く、時にはシリアス、そしてちょっとえっちぃ展開。これぞ正にライトノベルだ!


背景は、

昔、半端じゃない金持ちが「最近の若いもんは!」と思ったのが始まり。
その金持ちはとある寂れた町に御伽学園を造り、そこへ金に物を言わせ優秀な教師を呼び、奨学金制度などを整えた結果、多くの生徒がこの学校へやって来ることになった。さらにアパートなどの建設会社をはじめ、その多くの学生を狙った企業が次々に周りにでき、いつの間にか学園都市となっていた。
その御伽学園を舞台に物語は進みます。


登場人物
・見た目がヤンキーで、男にも負けないほどの喧嘩の強さを持ち、スラリとした脚と余分な脂肪が(必要なところにも)ない体が魅力的な大神涼子さん(通称オオカミさん

オオカミさんの親友で、とても可愛らしいロリーな外見だが腹の中は真っ黒なドS美少女の赤井林檎さん(通称りんごさん)

・人がとても少ない田舎で育ったために異常なまでの視線恐怖症になった、主人公としてあるまじきヘタレ、森野亮士くん

ほとんどはこの三人を中心ですが、
他にも、オオカミさんとりんごさんの所属する御伽銀行と呼ばれる依頼によって生徒たちを助け、「貸し」を作りいずれ必ずその「貸し」を返してもらうという生徒間の便利屋には、責任を取りたくない為に語尾にいつも「?」をつけ日々楽をする頭取の桐木リスト、そんな遊び人な頭取の穴埋めでいつも苦労している美人秘書の桐木アリスさん、恩返しが趣味なメイドのおつうさん、ダメ魔女なマジョーリカ・ル・フェイ(通称魔女さん)など、濃いキャラクターがたくさん出てきます。


この”オオカミさん”シリーズの特徴ともいえる登場人物なんですが、大体一冊が童話をモチーフとした短編集のような構造になっているため、たくさん登場人物が出てきます。

しかし、この登場人物の多さでも一人ひとりのキャラクターが物凄い特徴的なので、今月の新刊を合わせ、既刊八冊にもかかわらず、誰一人として「コイツ誰だっけ?」状態にはなりません!
これ程面白いキャラクターがたくさん出てくるシリーズは他には見当たりませんね。


短編集のような構造とは書きましたが、一冊の中でちゃんとストーリーはできているので物足りなさは感じません。
基本コメディですが、シリアスな展開や熱血な展開、紳士(という名の変態)の熱い戦いなどがうまーく配置されてます。
一冊の中に熱血・恋愛・シリアス・エロなどがギッシリ詰まっているので読み応えバッチリです。


そして何より、このシリーズ全体を通した魅力はオオカミさんの可愛さですね!
あえてその部分については書きませんが、この読んでいて身悶えるような可愛さを読まないのは、はっきり言って損です!

巻数を重ねるごとに、倍化ではなく二乗化する破壊力にあなたは間違いなく虜になる!