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六畳間の侵略者!?

六畳間の侵略者!? (HJ文庫)

六畳間の侵略者!? (HJ文庫)

【ストーリー】父子家庭で育った里見孝太郎は父親の海外転勤を機に、高校入学とともに一人暮らしを始めることに。そして孝太郎の住むことになったのは「ころな荘106号室」。敷金礼金無し、家賃は5千円という破格の物件だった!一人暮らしと言うことに不安もありつつ、期待に胸を膨らませる孝太郎だったが、その「ころな荘106号室」にはある問題が…



まず一言。
この作品を買おうと思った方は、今月発売の2巻を一緒に買うことをお勧めします。
理由については後ほど。


簡単にあらすじを。

ストーリー紹介でも書いたように、孝太郎は父親の海外転勤を機に高校から一人暮らしをすることに決めます。
そして住むことになったのは同じ高校に入学する女子の笠置静香が大家を務める「ころな荘」の106号室。風呂・トイレ付の六畳で内装もキレイなのになぜか家賃は5千円と破格の安さ。
一緒に引越しの手伝いをしていた友人のマッケンジー(松平賢治)が大家さんに聞いたところ、この部屋には幽霊が出るという…
数日は何ともなく平和に暮らしていたが、遺跡発掘のバイトで不思議な体験をして家に帰ると、やたらと強気で元気な女の子の幽霊「早苗」が現われていた!

出て行けと主張する早苗だが孝太郎も部屋を譲る気はさらさらなく、二人の争いの日々が始まる…と思われたのだが、自称魔法少女の虹野ゆりか・地底人のクラノ=キリハ・地球から遠く離れた銀河の大国から来た宇宙人の姫ティアミリスと侍女のルーク、と次々に106号室を狙う侵略者が現れ、混沌と化す!


と、こんな内容です。
生徒会の一存」が生徒会室オンリーの雑談ラブコメならば、六畳を舞台に暴走しまくるドタバタラブコメですね。
ストーリーも展開も無いので、キャラクターを見て楽しむ方法が正しいかな。

なので主な人物紹介

里見孝太郎

この物語の主人公。
次々に現れる侵略者たちに手を焼くけれど、まっすぐな性格であたりは強いけれど優しいので侵略者を直ぐにたたき出すということはせず、ちゃんと話し合いで解決しようとする肝の据わった少年です。
訪れる侵略者がわがままな性格の子が多いからか、何となくぶっきらぼうだけど優しいお兄さんといった印象を受けましたね。
父子家庭で育ったという環境から少し大人びた感じがするのもその理由の一つかな。


東本願寺)早苗

一番最初に106号室にいた侵略者。
元々106号室に住んでいた女の子の幽霊らしく、今まで入居者がいなかったのも彼女のせい。
主にポルターガイストによって孝太郎を攻撃するものの徐々に孝太郎に懐き始め、最終的に一番孝太郎と仲が良くなります。でも恋仲というよりは兄と妹という関係が一番しっくりするかも。
弱点はお守りやお札など。


虹野ゆりか

薄幸な第二の侵略者。自称魔法少女
2番目に106号室を訪れた侵略者だけれど、その格好から孝太郎と早苗には「常時コスプレで現実と2次元を混同させている痛い子」とみなされ、全く相手にされません。なんだか「ドクロちゃん」のサバトちゃんを彷彿とさせますね〜。哀れだけれどそこが魅力的な感じとか?
彼女の扱いは355Pのイラストを見てもらうのが一番わかりやすいですw


クラノ=キリハ

巨乳な第三の侵略者。
侵略者の中では一番常識人。でも106号室を占領した暁には世界征服をたくらむ地底人の一人なのでやっぱり変人。
家庭的なのは魅力的だけど、濃いキャラクターだらけでそこまで目立っていないのが残念、2巻ではもっとガンバレ!


ティアミリス・グレ(ry&ルーク

絶壁な最後の侵略者。
地球から遠く離れた宇宙の皇国の皇女で、性格もそのまんまワガママ姫、そして絶壁の胸を持つ。ルークはそんな皇女さまとは打って変わってとても良識人で家庭的な雰囲気の女の子です。

二人の関係を表すと、暴走列車とストッパーですかね。とにかくティアは、この原始人が!殲滅してくれるわ!といった感じに暴れ、ルークはそんな彼女に、皇女としてちゃんと相手方と話さなくては、といった感じにうまーく止めてくれます。



他にもころな荘の大家さんでしかも孝太郎と同級生の女の子・笠置静香、孝太郎が入った編み物研究会の先輩・桜庭晴海が登場します。

登場人物は多いですが各キャラクターの魅力が多種多様ですし、会話のテンポもスムーズで楽しかったですね。
ただ若干キリハと大家さんが他のキャラに比べて控え目だったかな〜。
二人ともマジメなせいか、どうも地味な感じが拭えなかったですね。同じような性格の桜庭先輩はスポットがよく当たっていたりしてヒロイン級に目立っていましたが、大家さんなんかは中盤ほとんど空気でした…




そして、なぜ2巻を一緒に買うことをおススメするかと言うと、1巻の内容がほとんど「起承転結」の「起」になっているからなんです。
どういうことかと言うと、1巻ではキャラクターが全員登場して休戦協定を結んで終わってしまいます。普通ならば、全体の4分の1で終わる部分を一冊丸々使って完結させているのです。

なので、面白いかどうか聞かれるとちょっと困りますね。
強いて言えば、「とても面白くなりそう」というのがしっくりきます。これだけ魅力的なキャラが多数登場するのだから、これからもっと話が発展すれば間違いなく面白くなりそうだな〜、というのが正直な感想です。


次回は是非とも六畳という舞台を抜け出して大暴れしてほしいところです。でもそれだとタイトルに矛盾してしまうか…。
まあ、とりあえず面白いと言えば面白かったです。