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ご主人様は山猫姫2 辺境駆け出し英雄編

感想 電撃文庫 ご主人様は山猫姫 陽気 中華 アクション 鷹見一幸 春日歩 ☆☆☆☆☆

【ストーリー】侘瑠徒の町はシムールの民族、タッケイ族とユルム族の三万人の連合軍に完璧に包囲されてしまった。しかしこんな絶体絶命の状況にもかかわらずミーネは余裕たっぷりの態度。
多くの者が不安を抱える中、晴凛率いる帝国+ミーネたちシャン族とシムールの戦争はお互いに一番の弓の使い手どうしの勝負で始まり、総力戦へと移って行く。
晴凛はこの危機の中、シムールとの戦いに勝てるのか!?

1巻に引き続き、とても面白かったです!


前回のシムールとの戦争を避けられない状況という物凄く続きが気になる終わり方をしましたが、今回は遂に開戦とそれに至るまでが描かれています。


それにしても

このシリーズを読んでいると、ドキドキが止まらないんですよね。

一対一での緊張感に溢れる対決、圧倒的な数の敵を相手に対して編み出される奇策、それらが巧みな文章で流れるように語られます。

前にも書きましたが、ホントに映画を見ている感覚で本が読めるのです。
序盤から徐々に盛り上がっていき、焦らずにじっくり伏線を練って、それをクライマックスで惜しみなく使う。そういった一瞬たりとも目を離せない展開が最初から最後までずっと続いていました。


普通ならば

こんなに濃い内容を読もうとすると途中で一旦気を緩めてしまうモノなのですが、ここがこの作者さんの実力の見せどころで一番力を注ぐべきところにしっかりと尺を使って、その他の部分との緩急の付け方がうまいんです。

これはプロットの段階でまるまる1冊の構成ができていないと書けませんね。正にプロの仕事です!感動しました!


そして本題の内容ですが、

今回は一冊全部を使って対シムール戦が描かれているので、前巻にあったほのぼのとした部分はありません。
でも、相変わらずミーネは元気いっぱいで見ていてこっちまで楽しくなりますし、敵であるシムールの人たちにもちゃんとしたキャラクターがあって、敵でも好感が持てました。



そして今回特に注目だったのが伏龍とミリンさんでした。



伏龍さんは得意の奇策が炸裂して痛快でしたし、相変わらず頼れるアニキな人柄は魅力的です!
微妙にツンデレなのも好印象w


ミリンさんも初めこそ戦争になったらお世話係の彼女の活躍は少なくなってしまうんじゃないかな〜、と危惧しましたが、意外にもちゃんとした見せ場があって安心しました。
というか、ミリンさんのあの演説(?)の場面は痺れましたね!



更に大活躍だったのが晴凛です。
1巻でもそれなりの活躍でしたけど、2巻のかっこよさは半端ないです!
今回晴凛と弓で争うことになるシャールという女性がいるのですが、彼女の気持ちもよく分かるってもんです。
それに触発されて無意識的にプロポーズしちゃってるミーネも可愛かったですしw


これからは晴凛の英雄への道とは別の意味での活躍(主に女関係)も期待してます!



何やら

陰で色々怪しく動いている人たちも現われてきましたね。
またまた嫌味なキャラが大勢いますけど、そんな中のちゃんとした考えをもった人たちがいてくれるのは素直にうれしいですね。

そうそう、その部分ではその存在だけは書かれていた晴凛の兄の一人も登場します。
別の立場の主人公として彼の動向も注目。


反旗を翻した晴凛たちと彼らのこれからがとても気になるところです。


総じて

舞台設定からキャラクターまで、ホントに全てが魅力的に感じる1冊でしたね。
今回は敵味方両方とも魅力的な人物が多かったし、侘瑠徒側の奇策や一騎打ちなどの戦いの場面も面白かった!


ますます気になる展開になってきました、3巻も絶対に買います!

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