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スイート☆ライン2

感想 電撃文庫 スイート☆ライン シリアス 陽気 恋愛 有沢まみず 如月水 ☆☆☆

【ストーリー】正午と一緒に暮らし始め、男性恐怖症が少しずつ直ってきた永遠。そんな中、アニメ業界が注目するビックプロジェクトが始まろうとしていた!
永遠を始め、神楽坂はるなや山川舞もそのオーディションに参加するのだが、あの”絶対の天使”こと秋宮涼子もオーディションに参加するらしい!
永遠は更なるレベルアップのため、色んな意味で異色の声優であるフランソワに特訓をつけてもらうことに。
しかし、オーディションの話が出てからというもの、はるなの様子はおかしくなっていたのだった…。


新キャラのフランソワのインパクトが半端ない…!


声優界という戦場

有沢まみず先生の期待の新作第二巻。

前回、天才声優・新島永遠の極度の男性恐怖症を克服するために奮闘した正午でしたが、今回彼の活躍は少なかったですね。新キャラもある程度出ていましたが、彼女らの活躍もこれからのようです。


それに今回は主人公たちの話と言うよりは、彼らを取り巻く声優・アニメ制作の世界を掘り下げた巻でした。
なのでストーリー的には一巻の時からあまり進んではいませんね。あれだけ警戒心の強かった永遠も今ではめっきり正午に懐いているんで、残念ながらこれ以上の二人の仲の進展はしばらく見れ無さそうです。

でも、声優たちやアニメ製作に関わる人たちの情熱や厳しさといった舞台裏など、別の部分で楽しめるところが多かった!
そういう舞台裏の話に全く興味のない人もいると思いますが、そこはそれ、永遠やはるなたちの戦う世界の話だと思えば楽しめるはずです。


因みにそこまで専門的だったり会社同士の生々しい話などはそんなに出てきません。あくまでその世界で戦う人たちの話が中心でした。まあ、それでも十分感じるものはありましたけど…。


やっぱりねー、有沢先生の書く話は一見明るい話に見えてもその合間合間に影が潜んでいるんですよね。そこが物語の核心に近い部分ですし、今はまだその部分が表には出てきていないんで尚更永遠とはるかのこれからが気になります…。


ラブ分は少なめ

今回は声優の仕事関係がメインなんでラブ分は少なかったな〜。
よくよく考えればこのシリーズは今のところ恋愛成分はほとんどないですね…。

やっぱメインヒロインである永遠がある程度自立しないと始まらないんですよ。
現状は何とか男性(正午限定)に近づけるようになった段階――つまり、まだ男性を身近な友達として認識できるくらいにしか成長していないように思えます。

これから恋愛要素を始めようとしたら、声優の仕事が一段落して、正午の周りの女の子が彼を意識し始めるあたりからじゃないと無理かな〜?

でも現段階でも微妙にフラグが立ちそうな予感がするんでそこまで遠い話でもないかも。


総合

ん〜、2巻はキャラクター達の話は少ないし、問題提議の段階で終わってしまったので☆3つかな?
もちろん次回への伏線がバリバリだったんで物凄く楽しみなんですけどね。


次は凄く期待してますよ!



さて、今後正午がどう動くやら…。