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とある飛空士への恋歌2

とある飛空士への恋歌 2 (ガガガ文庫)

とある飛空士への恋歌 2 (ガガガ文庫)

【ストーリー】――なんて自由なんだろう。クレアの胸は喜びに満ちあふれていた。青空の下、ひとりで自転車をこぎ、カドケス高等学校飛空科の入学式へ向かう。たったそれだけのことがたまらなくうれしい。そして今日は「彼」に逢える……。空の果てを目指し旅立った空飛ぶ島イスラで、カルエルたちの新生活がはじまった。各国から選抜された個性的なクラスメイトたちと、彼らとの和気藹々な寮生活。そして飛空訓練。意を決し、クレアにペアを申し出たカルエルだったが――。


ブコメだ!本当のラブコメがここにあった!


ラノベ界に衝撃を与えた「とある飛空士への追憶」の続編「恋歌」の第二巻は色んな意味でとんでもないことになってしまいました!

前巻は主にカルエルことカール・ラ・イールの過去の話から始まり、最後にとてつもない爆弾を落としてくれたのですが、今回はまさかの学園ラブコメ!!
いやぁ、まったくの予想外でした!まさか「とある飛空士」のシリーズでこれほど素晴らしいラブコメが読めるとは思ってもいませんでしたよ!
どこまで驚かせば気が済むのでしょうか、この作者は!!


兎に角!まだ買ってない人は今からでも遅くないから買って!今月3巻が出るから一気に!絶対後悔しないから!


悶絶しました…

浮遊島イスラが旅立って数日。カルエルやアリエルたちが通うカドケス高等学校の飛空訓練や寮生活が始まったワケですが、素晴らしいラブコメ具合に悶絶。


今回の導入部は前回のカルエルのようにクレアの複雑で波乱万丈な過去話から始まるのですが、現在の学校に通ったり友達と夕食を楽しんだりと、「普通の年相応な女の子」として暮らしていけることに幸せを感じている描写が過去とのギャップからちょっと感動。
特にカルエルとペアを組んで飛空訓練の時は嫌がらせを受けてキャンプをするシーンは「追憶」にもあったような二人の距離がゆっくりと縮まる感じに心が温まりました。ここに1ページまるごと描写文が無くて会話文オンリーな個所があるのですが、何となく静かな海上がイメージされるんですよね。こういう文章のうまい使い方は流石です。


と、ハートフルな場面も良かったのですが、寮生活のシーンがホントにラブコメでびっくりしました!アリエルとカルエルのイチャつきっぷりに久々に悶え転げましたよ・・・。

お互い素直じゃないんで顔を合わせれば悪口が飛び交うような仲ですけど、ちょっと周りの目が無いと思えばイチャつくし、カルエルとクレアが不時着した時のアリエルを想像するとニヤニヤが止まりません。

この二人、同じ家で育ったとはいえガチでラブ臭が半端ないのですが…。どうしてくれよう…。

今回の一件で確かにクレアとカルエルの距離は縮まりました。でもこの二人の時間というアドバンテージを崩すにはまだまだ弱いですね。

でもなー、個人的にはアリエルの方が好みなんですけどクレアにも幸せになって欲しいし…。私にしては珍しく二人のメインヒロイン両方とも気に入ってるんですよねぇ。



総合

いやもう文句なしの☆5つ。
感動モノでもアクションモノでも、更にはラブコメモノでもイケるって…。凄すぎますよ、犬村先生。

今回ストーリーの方はそこまで進展しませんでしたが、登場人物たちの背景の説明が終わったことですし、3巻からは怒涛の展開が待ち受けているように思えます。最後がまたすっごいところで終わっているんですよ〜。
このシリーズは作者のあとがきがないんで、あとがきを先に読む派の人は要注意!絶対最後のページから見るなよ!


物語の展開も、三人の恋模様も気になるところです。
次巻も期待しています!