店員さんが一つ入れ忘れたんですよ
それは姉だけ遅く帰ってきたある休日の夕食後の話でした…。
私「そうそう、今日ケーキ買って来たんだった。」
姉「マジ?どこにあんの?」
私「冷蔵庫の中に入ってるから、好きなやつ選んでいいよ」
台所へ行き、冷蔵庫を開けてケーキの箱を取り出す…かと思いきやそっと冷蔵庫を閉じる姉。
姉「…ねぇねぇ、どこにケーキあるの?」
私「えっ…?れ、冷蔵庫の中にあるじゃん。箱に四つ入ってるでしょ?父・母・姉・私で一人一つ分d…」
姉「嘘だっ!!!」
私「……っ!!」
姉「…本当はケーキはあと3個あったはずだよね。どうして嘘をつくのかな、かな?」
私「う、嘘なんてついてないよ、だ、だって箱にぴったり四つ入ってるじゃん。」
姉「うん、箱にぴったり入ってるね。…じゃあ、このフォークとティーカップは何で流し台にあるのかな?このフォークとティーカップはケーキとかおやつ時にしか使わないよね?でも箱にはケーキがぴったり4つ入っていた。じゃあ何に使ったのかな?それに何で台所のゴミ箱だけ空になってるのかな?ねぇどうして?」
私「う、うわぁあぁぁあぁぁ―――――ゴキュッ」
…食べ物が絡んだ時の女の推理力を舐めてはいけない。