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機巧少女は傷つかない2 Facing"SwordAngel"

感想 MF文庫J アクション 学園 魔法/神秘 海冬レイジ るろお ☆☆☆☆

機巧少女は傷つかない〈2〉 Facing

機巧少女は傷つかない〈2〉 Facing "Sword Angel" (MF文庫J)

【ストーリー】 機巧魔術――それは魔術回路を内蔵する自動人形と、人形使いにより用いられる魔術。そのトップを決める戦い〈夜会〉開幕前日、自室に戻った雷真とパートナーの夜々が目にしたのは、宙吊りにされた少女(と犬)だった!「どういうプレイですか、雷真。女を部屋に連れ込んで……吊るして……!」「妙な誤解をするな!」少女の正体は、雷真の初戦の相手〈静かなる騒音〉フレイ。そして彼女の目的は……雷真の暗殺!? フレイが仕掛ける数々のトラップ(と、色々と勘違いする夜々の嫉妬)に雷真が閉口する中、ついに夜会が開幕する――。


犬!


表紙がと美少女ですよ!?この表紙見た瞬間期待が一気に膨らみました!本当はケモノミミの機巧人形を期待していたんですが、これはこれでイイ!
でもいつかはケモノミミ装備の機巧人形が登場することを信じていますっ!!




取り合えずそれは置いておいて期待の新シリーズ2巻です。
前回何とか機巧魔術を扱う学園のトップの座を決める<夜会>への参加資格を得た雷真たち。そして<夜会>が始まる…かと思われたんですが、今回もまたまた機巧人形がらみのトラブルに巻き込まれる展開。てっきり2巻からは色んな特殊能力を持った機巧人形たちとのガチバトルが展開していくんだと思っていたんで意外でした。

前回みたいな陰謀渦巻くミステリアスな展開ではないものの、再び<禁忌>に関する忌まわしい事件に雷真が自ら巻きこまれて行くことになります。

一応<夜会>自体は始まっているんですけど全然そっちにスポットは当たって無いし、そもそも<夜会>参加メンバーの半数以上が雷真以下の実力っていうのは流石にどうかと思います。それだったら<夜会〜人衆>みたいに少数精鋭で1巻ごとに一人ずつ倒していく展開でも良かったんじゃないかな〜。


まぁ


それでも新キャラにスポットを当てたストーリーは中々面白かったですよ。

新キャラは表紙にもなっている女の子フレイと犬型の機巧人形ラビ。
フレイは<夜会>の一回戦で雷真と当たる敵なのですが、上にも書いたように<夜会>のメンバーの大半は雷真以下の実力なんで、まともに戦り合おうとせずに様々なトラップを仕掛けてきます。

それでこのフレイが狡猾な女スパイのような性格ならまたちょっと違った緊張感があったんでしょうけれど、彼女は所謂ドジっ娘でして(しかもきょにゅー)…、トラップが悉く失敗するんですねぇ。

でもその失敗は雷真の味方であるハズの夜々の嫉妬心を煽り、他のヒロインの持っていない強力な武器によってシャルまでダメージを喰らわせるという結果をもたらして面白いことになってました。


それにしても、メインヒロイン(?)の夜々が好きすぎます。実は夜々みたいなちょっと変なヒロインが大好きなんですよ。
普段の行動は至って普通で大人しいのに少しでも雷真に女性が近付けば異常なまでに嫉妬したり、公衆の面前で無いこと無いこと吹聴して外堀を埋めていったと思えば雷真が知らない女性と仲良く(?)していて泣きだしたりと感情がコロコロ変わって可愛いです!
あと(マイナス)フォローの入れるタイミングが絶妙でしたね!

「惚れちまったら、関係ねーだろ、胸のサイズなんて」
「そ――そう?」
「嘘です。雷真はフレイさんみたいな、たゆんたゆんの胸が好きなんです」

このくだりは笑いましたw


新キャラと言えば


もう一人フレイの双子の弟ロキという少年がいまして、彼が良いライバルになってくれるんですよ。
嫌味なところが雷真と良い感じに息ピッタリな上に女キャラ以外の会話が増えるんで彼の登場は嬉しいですね。ちょうど「グリモアリス」の軋軋みたいな感じです。


ただ惜しくらむべきは毒舌キャラがいないことですね。
この作者の毒舌は読んでてホントに面白いんですが…。また登場しないかなぁ。


総合


ちょっと本筋のストーリーから外れた感じはありましたが面白かったです。☆4つ。

色々と事件が起きる展開は嫌いじゃないんですが、せっかく学園にいて<夜会>という設定もあるんだからそっちをもっと活かして欲しいですね。正直もっと頭脳を使った異能バトルが読みたいです。

あともう少し日常パートを増やして世界観を広げても良いかと思うんですが、MFは枚数の制限上どうしても内容を切り詰めていかないといけないのがネックですよね…。


それも含めて、次の巻に期待しています!




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