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帰宅部のエースくん。

帰宅部のエースくん。 (電撃文庫)

帰宅部のエースくん。 (電撃文庫)

【ストーリー】 中学の部活では野球部のエースだったオレ。とある事情でその晴れ舞台から去った。だから高校では、部活にも入らず放課後はまっすぐ家に帰ろうとした──矢先。
 背後から、突然ドロップキックされた。
 その犯人はとびきりの美少女で。
 キラキラ眩しく輝いてた。
 彼女は謝りもせずオレにこう言った。
「エースくん。帰宅部に入って!」
 オレ、もうすでにそうなんだけど!? キラキラ美少女に引っ張り回される高校生活、スタートです。読めば少しだけ元気をくれる、青春ラブコメ登場!


う〜ん…?


別に

極端に何かが気に食わない、とかそう言ったマイナスな印象はなかったんですが…。どこが面白い部分なのか、何を楽しめばいいのかまったくわからなかったなぁ…。


主人公はかつて野球のエースとして活躍していたけれど、肩を故障して野球界を去り、以来特に情熱を向けることもできず、高校入学後もただの「帰宅部」になろうとしていたが、そこへ「帰宅部」を名乗る少女に勧誘されることになる、といった内容です。


しにがみのバラッド」では普通に青春モノを描いていた作者さんだったので、てっきり過去に悔いを残した主人公が「帰宅部」の面々と関わるうちに過去と折り合いをつけて新しい生活へ踏み出していく、みたいな内容を期待していたんですが…。
青春学園ラノベらしく、生徒会との対立や何かしらのトラブルがあったり、主人公と部の面々が衝突したりなどといった盛り上がる展開もなく、結局「帰宅部」というのがなんなのかもわからないまま主人公があっさり悔恨を解消して終了、という展開にあっけにとられてしまいました。
しかも全体的にキャラの心理描写が希薄なので全く感情移入することもできませんでしたし、主人公以外はそれが特に顕著で行動が突拍子もないし、そもそも人間味を感じられない。物語上必要なポジションや記号としてでしか存在していないように思える程でした。正直ハニコ以外は全く印象が残らない…。かろうじて部長がただ喧しいだけ、という位。
元々この作者さんは人の心を描くのがうまいと思っていたんですが、どうしてこうなってしまったのかが疑問です。


更に言うなら文章が読んでて全く頭に入ってこなかったなぁ。というか読み辛い。正直読んでいるのが辛いレベルでした…。


総合
☆1つですねぇ…。まったく印象に残らなかったし、楽しめなかった。
過去にキャラの行動がおかしいだったり、展開が酷過ぎる、などの理由で☆1つを付けたことはありましたが、これは初めてのケースですね。
何にも無いんです。感情に訴えかけてくるモノが全然無い。

作者さんが何を伝えたかったのか、どう楽しませようと思っていたのかが全く分からなくて残念でした。