RIGHT∞LIGHT3 朝焼けに飛ぶ三羽の鶫

RIGHT∞LIGHT 3 (ガガガ文庫)

RIGHT∞LIGHT 3 (ガガガ文庫)

【ストーリー】「英里香が世界を“おしまい”にしてしまう」その不穏な言葉に彼女との接触を試みる啓介。心当たりを回って英里香との合流に成功するが、そこで啓介はかつての宿敵エノク=ケテルとも再会を果たす。彼の口から語られる一千年前に世界を終わらせようとした魔術師の逸話。エノクの到来は美傘市に争いの嵐を呼び込み、啓介たちも否応なく巻き込まれることになっていく。だが、その一方で嵐は、天涯孤独だったツグミの境遇に大きな変化をもたらす……。因縁の再会と運命の邂逅。これらが紡ぎ上げる未来とは? 動き出した歯車は止まらない――。

二巻の感想すっとばしてすみません…。
前回のあらすじをざっと書くと、


『両者公認の二股をしているケースケくんは、一方の彼女の実家に友達(殆ど女性)と共に遊びに行き、そこで褐色美少女の後輩の大胆水着を独占しつつ、ピンチにかこつけて女子小学生に猫の鳴き真似をさせ、飛び級ロリの後輩からハーレム参加希望の旨を告げられる。』


嘘でも誇張表現でもない本当のことだからしかたがないね。


×から∞に変わって

確かに日常系にはなってきたのかなー、と3巻目にしてようやく感じてきました。
前シリーズであれば毎巻事件が起きてバトルとなっていたところ、新シリーズは毎回女の子とイチャついてますもんねー。

しかし表に出ないだけで、裏で確実に事件が進んでる匂いが漂っているんですよね。
ゆっくりではありますが何かが起きつつあって、その鍵となる存在は身近にあるのだけれど、それが何なのかわからないので不安です。
ただでさえ主人公はハーレム問題やら複雑な家庭事情なんかの爆弾を抱えているので、おちおちラブコメ空間にニヤニヤ出来ませんよまったく!


それにしても

新シリーズに入ってからやけに後輩&ロリ押しが強いですねぇ。
特にツグミの株価はうなぎ上りじゃないですか!

「センパイの子供が欲しいです…(意訳)」

とか、こんなことを書く作者は正気の沙汰とは思えませんね!(褒め言葉)
というかこのシーンといいP263のイラストといい、明らかに絵師さんと協力して狙って書いてますよね。いいぞ!もっとやれ!


総合

☆3つ+ってとこですかね。
ニヤニヤパートが増えて個人的には嬉しいですが、やはり裏で何かが起きている不安感が拭い去れないままだと死亡フラグにしか思えなくて恐いです…。
このシリーズで起こる事件が、前シリーズでケースケが手に入れたものを失うことがないことを祈ります。


順調にハーレム要因が増えつつある主人公の恋愛事情を含め、次の巻も期待しています!