読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

フロムエース1

感想 富士見ファンタジア文庫 ラブコメ 尼野ゆたか 瑠奈璃亜 ☆☆☆

【ストーリー】「――アニメショップの店員になりなさい」
 高校三年生の春。庫川武詞は、可愛すぎるクラスメイト・天賀佐希に弱みを握られてしまったことで、彼女が働いている人手不足のアニメショップのアルバイトに狩り出されてしまう。
 ただ、そこには特撮好きロリっ娘、激烈アニソンマニア、妄想腐女子など、他にも可愛いけれど一癖も二癖もある店員たちに囲まれた異常な職場だった。しかも、成年コミックを女の子の前で仕分けするとか、これどんな拷問!?えーと、タイトルは『バイトの先輩のエッチなお仕置き♪』――ごくり。
 …なんて、そんなの実際あるわけないだろぉぉぉ!!


何気に前々から使おうか迷っていた「ラブコメ」タグを初めて使ってしまった…。


ジャンルが…

 よくわからないですねぇ…。労働系ラブコメとでも言えばいいんでしょうか?アニメショップの店員という部分を除けば割とよくありそうな設定でした。別に悪い意味では無く、あらゆるテーマを扱ったラブコメが跋扈する中で「学校一の美少女(ツンデレ)」「甲斐甲斐しい幼馴染」「元気ロリっ娘」「典型的腐女子」「ネットスラングを口語で使う」とか、記号化されたヒロインが多くて差別化するにはちょっとパンチは弱いかもなー、と思った次第でして。


まぁでも

 主人公がトレジャーハンターの経験者とかは割と斬新で面白かったですし、そのくせ趣味がオタでちょくちょく共感できる話も多くて感情移入しやすいですね。
 好きなシリーズの在庫がいっぱい残ってると悲しくなりますよね!好きなものをみんなに読んで欲しいと思う気持ちは、こんなブログを書いている身からしてもとても共感できます。ラノベは特に初動で出遅れると続きが絶望的ですもんねー…。
 武詞が好きなシリーズの売上を伸ばそうとして四苦八苦したり、PRの結果買ってもらったときすごく嬉しいかったりするところなんかもよく分かります。私も感想を書いたラノベが売れてたりすると嬉しいですからねぇ。
 
 それにしても「フルオタク・パニック」には笑いましたwその後の設定改変も絶妙でした。


とにかく好きなものを広めたい、広めるために何かしたいと思ってる人がとても共感を得られる主人公で、彼がこの作品の一番の魅力に感じました。


ブコメ部分が

むしろおまけになってる感ががが…。
 でも大抵メインはラブコメでテーマ(アニメショップの店員や作家、編集者など)がおまけになるものが多いですし、逆にこれはこれで面白いのかも。下手にベタな展開ばっかりやられるより専門色を極めた方が良いのかもしれませんね。
 別にヒロインに魅力が無いとかでは無いんですが、どうしても記号のイメージが先行してキャラのオリジナリティが薄い…。これはラブコメとして致命的…!
 1巻ということでキャラの顔見せ程度なのかもしれませんが、せっかくラブコメなんだからもう少しヒロインに記号以上の魅力が欲しいところ。やっぱちょろインはダメなんすよ!惚れるまでの過程がその後の展開を面白くするんじゃないですか!と自称ラブコメマイスターは思うのです。


総合

独創的な部分が☆4つでラブコメが☆2つくらいなので、☆3っつ!
まだまだキャラが立ってないのが惜しいところですが、アニメショップの店員としての部分はかなり面白かったんで、これからの展開次第で大いに化けそう。気になるところは今のところオッドアイの設定が全く意味が無い(挿絵も無いじゃないですかヤダー)幼馴染。

次の巻も期待しています…続け!