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その恋と、その未来。

――好きだからこそ離れよう、そう思った。それが俺にできる、せめてもの抵抗だから――
冬休みに入り、未来とともに帰省することになった四郎。姉達への恐怖に加え、三好に対する申し訳なさを抱え東京に戻った四郎だが、彼以上に家庭不和な未来が家を飛び出してきて、松永家で一緒に年越しを迎えることに。以前とは少し変わった家族と、父の誘いで出会った西園幽子達と賑やかな日々を過ごし広島へ帰った四郎は、西園の恋人である三並や広美の言葉に自分の不甲斐なさを痛感し、未来への気持ちを断ち切る決心を固めるが……。待望の第三幕。


相変わらず

思春期の悩める心を描くのが上手いなぁ。

未来が好きなのに三好と付き合っている自身に嫌悪感を感じている
こととか、どうにもならない本心に戸惑ってたり、こっちまで苦しくなってくる...。

個人的にはサブヒロインと流れで一旦付き合うとかの当て馬展開はホントに嫌いなんだけど、これは四郎に同情を禁じ得ない。
わざと素っ気なくしたり、何とでもないように振る舞っても一緒にいるとどうしても嬉しい気持ちになってしまったり、要さんに嫉妬心を覚えて自己嫌悪したり、自分ではどうにもならない気持ちに振り回される四郎が見ていて辛い。

そんでもってそんな四郎付き合ってる三好も可哀想って思っちゃうんだよなぁ。
どう見ても心ここに有らずな四郎に想いを伝えようと頑張ってるのは、健気だけど見ていて辛い。ただ四郎も思いきってフラれる、ってことができないから一概に悪いと言い切れないしなぁ。


そんな誰もが幸せになれない現状をどうにか動かそうとしていた四郎にも
ようやく転換期が訪れて、これからどうなる!?ってとこで次回ですよ。

今回は大きく話は動かなかったけど、色んな人と接して四郎の内面が
大きく動き出した感じでした。
まさか前作主人公組とがっつり関わったのは驚きましたが、いい対比だなぁと
思ったり。
あと、姉ちゃんズとのやりとりはクるものがありましたね。何気にこの事は
四郎の内面が変わる大きなきっかけだったんじゃないかな。


次回に向けての溜め回、でも☆5。
四郎の苦心する描写とか、こういう表現うまいよなぁーって
ホントに思います。
どうか三好ちゃんが幸せになって欲しい!あ、でも広美ちゃんルートもアリだと思うんです。