この素晴らしい世界に祝福を!10

 

 

 

「私、この国のために頑張りますから」 

 魔王軍との戦いに備え、王女アイリスみずから隣国エルロードに

資金援助を頼みにいく。ついでに婚約相手の王子にも会ってくる―

その知らせを聞いたカズマは、可愛い妹ーアイリスーの婚約を阻止すべく

(あと資金も獲得するため)、護衛を引き受ける。

無事到着した一行を迎えたのは、王子の「支援は打ち切り、婚約も破棄」

という無情な一言で!?王国

王国のためアイリスのため、カズマの頭脳と強運が冴え渡る!!

 

 

ギャンブル国…豪運カズマさん…あっ()

二期も決まって大人気シリーズの第10巻目。

「このすば」のすごいところは何と言っても、その安定した世界観と面白さですねー。

ぶっちゃけストーリーも面白いのは面白いんですが、それ以上にキャラクターのブレの無さと掛け合いの面白さがずば抜けてると思うんです。

どっかで聞いた話ですが、スレイヤーズ感あるよね、と言う人もいてなるほど、と思いました。

ラノベ読みとして恥ずかしながら、アニメは見たことあっても原作小説を読んだことはないのですが、あの当時のアニメってキャラの性格がカッチリ決まってて、同じ作者でも、その世界、そのキャラ同士じゃないと見ることのできない会話が多かった気がするんです。

「このすば」にも同じものを感じまして、例え暁なつめ先生が新作を出しても、この会話劇をみれるのは「このすば」だけ、な気がするんです。あくまで気がする程度ですが。

本題に戻って。

冒頭の一文がストーリーを全て表しているというか、ある意味いつも以上にカズマ無双でした。

これまで豪運の持ち主なんだし賭け事で儲けりゃ手っ取り早いのになんでやらないんだろう、と思ってましたが、カズマさんが賭け事したら国が滅ぶのか。納得。

これまでの機転の良さとずる賢さでなんちゃって勝利と違って、得意分野での活躍ともあっていつも以上に頼れるカズマさんと、それに乗っかるパーティーメンバーが超面白かった。 

 

9巻ラストのめぐみん大攻勢からどう関係が変わってくのかが、とてもとても気になっていたわけですが、今回は大人し目。

で・す・が!

何ですかね、このめぐみんの可愛さは!前回である程度吹っ切れたこともあってか、正妻ーメインヒロインー感が圧倒的!

特に今回はアイリスがいたこともあってか、触発されためぐみんの行動が、直接的な接触は少なくても、会話の節々から漂ってくるラブ臭がヤバい。

めぐみんが直球ラブ担当、ダクネスがエロ担当、アイリスが妹枠と今回はそっち方面でもカズマ無双でした。え?アクアはいつも通りチンパン枠でしたが何か?

 

いやぁ、やっぱ「このすば」本編は段違いに面白いですねぇ。

外伝も読んでますが、やっぱりカズマパーティーの面白さは随一ですよ。

今「続、この素晴らしい世界に爆焔を!」が3話までWEBで読めて、そちらもとても面白いのですが、やっぱりカズマが中心にいないと、どうにも物足りなく感じてしまいますね。

最近の中ではトップレベルで読み終わって早く続きが読みたくなるラノベですね。

次回も期待しています。

めぐみんが徐々にダメ男製造機になるって聞いてワクワクが抑えられない…!