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土属性はダテじゃない!7

土属性はダテじゃない! 7 (一迅社文庫)

土属性はダテじゃない! 7 (一迅社文庫)

【ストーリー】最大の敵として麒一郎の前に立ちふさがったのは、恋人である雪乃の父だった。巨大精霊ホウヤグチに飲み込まれた麒一郎は、成り行きでホウヤグチの口の中へと自殺覚悟で身投げしていた生徒会長の竜宮院と合流。二人で脱出口を探る。
一方、地上に取り残された雪乃たちは、密猟ブローカーの残党との激戦のなか、夫に捨てられたことで精神破綻したはずの母親、雪絵と再会し、父親の真意を知る。
雪乃の家にまつわる秘密と、精霊たちにまつわる因縁に麒一郎は昂然と立ち向かう。


おぃぃい!番外変!


結局

最終巻にてようやく感想を書くことになったのですが、一迅社文庫で唯一と言って良いほど人気長編シリーズだったので、終わってしまってとても残念…。二部期待していますよ?(チラッ

ですが、最終巻らしくキャラクターは総出で、今までのあらゆる伏線と因縁を一気に解消する怒涛の展開でした!


地味だけれど…

シリーズ当初からでしたが、麒一郎は異能バトルモノの主人公らしからぬ、能力も性格も地味〜な主人公でした。
どこかの幻想殺しさんや多くの主人公たちみたいに、絶対的な能力や知略があるわけでもなく、努力と根性でどうにかするタイプだから、爽快感のある戦い方では無いですし華やかでもないんですよね。朱雀路との戦いも相手の一撃を真っ向から受け止めてましたし。
でも、泥臭くさろうが、土台をしっかり着実に一歩づつ進んで勝つ、というのも何気にカッコ良いものですね。

対ヒャクメ戦でのセリフ

「俺は…精霊たちのことをわかりたいから、助けたいから、教霊師を目指したんだ。どんな有様でも、それが精霊なら俺は理解しないといけない。ただ会話できるだけで、わかろうとしないオマエとは違う!」

も1巻の時からずっと言ってきていたことで、彼の"土属性"らしい、徹頭徹尾貫き通す芯の強さが良く出てる一言ですね。
どんな思いもドッシリ構えて受け止める。そんな彼だからこそ、精神的に不安定であった雪乃や、深い感情を持っていたのづちの仲間なんかの信頼を得られたんだろうなぁ、なんて思いました。


で、

綺麗に話も終わったかな、と思った矢先にこの「番外"変"」ですよ!内容的には読者サービスな意味合いが多いと思いますが、正直超GJ!
本編がガチシリアスだった反動か、ラブコメ一色!雪乃さんのキャラ崩壊っぷりが半端ないっす!

ある程度麒一郎の嗜好に理解はしつつも基本的に雪乃はツンデレなので、ハプニングイベントでは良くある反応が多かったのですが…。デレ期に入った途端、周囲がドン引きするほどのキ●魔にはなるわ、貞操観念は180度変わって、もはや麒一郎の方が圧倒されるほどそっち方面に興味津々な性格になるとは思いもしませんでしたよ。

これは是非とも二部としてこの続きを書いて頂きたい!


総合

本編もサービスも大満足の☆5つです!
世界観もハッキリしていましたし、物語も伏線を残すことなく回収してて、ホントに綺麗な終わり方でした。
本当は大勢いるキャラクターたちに焦点を当てて、もっと世界を広げてもいいかな〜とは思いますが、これはこれでちゃんとまとまっているので全く文句の付けどころはないですね。


次回作も決まっているとのことですが、是非とも二部を書いて頂きたいです!