お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件
お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件 (GA文庫)
- 作者: 佐伯さん,和武はざの
- 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
- 発売日: 2019/06/14
- メディア: 文庫
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藤宮周の住むマンションの隣には、学校で一番の美少女・椎名真昼が住んでいる。特に関わり合いのなかった二人だが、雨の中ずぶ濡れになった彼女に傘を貸したことから、不思議な交流が始まった。
自堕落な一人暮らしを送る周を見かねて、食事をつくり、部屋を掃除し、なにかと世話を焼く真昼。
家族の繋がりに飢え、次第に心を開いて甘えるようになる真昼と、彼女からの好意に自信を持ちきれない周。素直でないながらも二人は少しずつ距離を縮めていく……
L´ཀ`)<お、おさとう…。
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もう…なにこの多幸感。
肉体的な接触はそんなにないのに精神的な距離の取り方が抜群に魅力的。
「相手が好きでドキドキする」って段階ではなく
「こいつと一緒に居るとなんか安心するな」という
明確な好意の前段階の希少な感覚を見せつけられてる。たまらんね!
起きていること自体はイチャラブじゃねーか!と思わなくもないんですが、真昼は観賞用で異性的に好きという感覚を(まだ?)持ってない。という周視点で語られるこの絶妙な距離感だからこその甘々さ。
最初は義理から始まった関係が、日常生活を経て少しずつ縮まっていく。未だ恋に至らないからこその魅力。
長くは続かないからこそ魅力的なのにもっと見ていたいと矛盾に悶える!
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中盤以降今の関係を続けていきたいからこそ、お互い異性として惹かれていることは確かなのに「そんなことないって」と、自分に言い聞かせてるのもまたもどかしい!
確かにね!好意ではなく厚意で夕食を作り、一緒にご飯を食べたり家事をしたり買い物したり楽しくて心地よい関係性が「異性として好き」に変わってしまう怖さはあるよね!
だからこそ友達に二人の関係性がバレそうになるとこはすっごいハラハラした。
んでもってクリスマスの日はもう疑いようがないでしょう…なにこの夫婦感。
現状関係がゆっくり深まっていくところだけで背景に潜むアレコレは見えてきませんが、今後この関係性の変化が怖くもあり楽しみでもあります。
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堪能した…。☆5つですわ…。
内容もそうなんですけどイラストのマッチ具合もすごくない?
正直表紙買いな部分もありました。
続きも期待しています。