勤労魔導士が、かわいい嫁と暮らしたら?「はい、しあわせです!」

 

 


仕事が好き過ぎて恋愛とは無縁の生活を送ってきた勤労魔導士の青年ジェイク。そんな彼のお嫁さんになりたいと訪ねてきたのは、八歳も年下の小柄で華奢な美少女リルカだった!! 明るく朗らかな性格と完璧すぎる家事能力。その上、ジェイクのことを心から想う健気さも持ち合わせた超ハイスペック嫁であるリルカとの暮らしによって、仕事一筋だったジェイクの日常は、より楽しく、より優しく、より温かなものへと変わっていく――。一緒にいるだけで幸せな二人の、ほんわか新婚ファンタジー!

 

 
f:id:si-ta001:20171115001841j:image

 https://www.pixiv.net/member_illust.php?illust_id=65897565&mode=medium

 

料理上手で家事完璧で気が利いて自分の仕事を尊敬してくれて8歳年下で美少女の嫁とかふざけてるの…?

バブみが溢れかえっているわ…。

と、一部の人の理想みたいなヒロインと魔導士という名の社畜がイチャイチャする話。

 

魔法要素いる…?と思わざるをえない程ファンタジー要素は薄いけどそんなの関係ねぇ!

リルカの健気さに癒された…。

個人的には無理にエロ要素が入れられてなかったのがポイント高かったかな。

エロスよりも兎に角「癒し」に焦点が当てられてたからこそリルカの良さが際立ってました。というのも、読み終わって気付きましたが、これ社畜が真っ当な生活に戻るストーリーなんですね。

だからこその「癒し」!

社畜にはエロスよりもまず癒しが必要…。

 

 

一冊まるごとロリ妻に癒された話といえばそうなんだけど、「こう、もっとあるだろう!」と思わなくもない。

よく言えば優しい、悪く言えばパンチが弱いと言うか…。わざわざ8歳年下のロリ妻というキワモノを投入した割には大人しい展開なんですよね。

別に突拍子もない展開にしろという訳ではなく、「いやいや作者さん、もっと何か隠してるんでしょ?」という期待というか…。

一冊としての完成度は文句なしなんですが、もうちょっと変化球があってもよかったなぁと。

もし続刊が出るのであれば、そのあたりを期待。