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ひきこもりの彼女は神なのです

感想 HJ文庫 ファンタジー アクション 学園 すえしばけん みえはる ☆☆☆☆

ひきこもりの彼女は神なのです。 (HJ文庫)

ひきこもりの彼女は神なのです。 (HJ文庫)

【ストーリー】高校進学を機に、とある学生寮での新生活をスタートさせた名塚天人。だが、彼が本来入るべき部屋には"冥界の王"を名乗る少女、氷室亜夜花が居座っていた! 天人は自分の居場所を確保するために、亜夜花をあの手この手で誘い出そうとするが……。幻獣、怪物、神話の神々。人ならざる者達が集う街を舞台に繰り広げられる"超日常"ストーリー、開幕!!


ウルリカ可愛いよウルリカ!


人とそれ以外の神・怪物・幻獣たちが共存する街で起こる学園ファンタジーアクション

始めは学園コメディを予想していましたが、割とシリアスでアクションもいっぱいの読み応えのあるファンタジーアクションでした。

ファンタジー要素が増えてもやはり「スクランブルウィザード」の作者。主人公がそれほど強大な力を持っていなかったり、最終的に血みどろになる展開はお馴染みですね。しかも今回は神様や怪物だったりと、敵がどんな”存在”なのか分からなかったり、登場人物たちに謎が多かったりと先の展開が読み難くてハラハラしました。
オチというか、物語佳境の敵の心変わりにはちょっと疑問に思いましたし、その後の処分にも腑に落ちない部分はありましたが、そこはむしろこれからの展開で取り戻してほしいな。
あと中盤までのまったりとした日常パートと結構ギャップのある展開というのも、またこの作者らしい味のある展開だっと思います。


とまぁ、バトル方面に関してはこのくらいで。
それよりも個人的にはぶっちゃけ、日常パートの方がすごく気に入りましたw

引きこもりの冥界神・亜夜花に(本来なら自室になるはずだった)部屋を明け渡してもらうため、色んな手を使って心を開いてもらおうと思考錯誤し、徐々にその成果が現れていくまったりとした雰囲気は結構好きでしたね。そこまで露骨にではありませんがほのかにラブコメ臭がしますし、ヒロインの態度が段々軟化していく展開は大好物です!

あと最初にも書きましたが、ウルリカという犬耳メイド少女がホントに可愛い!
彼女の主人である亜夜花は引きこもりなため、彼女の専属メイドであるウルリカはメインヒロインである(と思われる)亜夜花よりも当然出番は多くなりますし、行動の犬っぽさが素晴らしい!
犬を飼っている人だったら何となく「あぁ、犬ってこういう行動するよな〜」と思うところが少なからずあって、そのたびにニヤニヤしてましたよ!しかもしっかり犬に変身する場面があったのがまたイイ!犬耳がついてても犬形態に変身しないとなると「惜しいなぁ」と感じてしまうので、ちゃんと犬形態になってくれるのは嬉しいです。


総合

期待も込めて☆4つかな。兎に角可愛いよウルリカ。

上にも書きましたが、若干腑に落ちない点やご都合主義なところもありますが、そこはあまり気にしなければ特に問題はなく、面白かったです。
ただ今回はプロローグ的な部分も大きいせいか、せっかく学園が舞台なのに学園の話が殆どなかったので、これから学園編が楽しみです。
もちろん、個人的にウルリカが登場してくれることを切に願っていますがw


次の巻も期待しています!