エルフ嫁と始める異世界領主生活

 

 

 

 

 東京都の南の果てにある、俺の住む離島ーの端っこに、異世界の一部が半島丸ごとやってきた!?しかも領主な娘さんなエルフ美少女が、俺の嫁になったんだ・・・って、何を言ってるのかさっぱりわからないと思うが、俺にもちっともわからないぜ!

 しかし、いざ領主になってみれば、土地は疲弊し住んでる人は難民寸前。食糧問題から衛生管理まで、問題山積みの異世界領。あまりの事態に村も、都も、政府だって動けない。

 それなら、領主になった俺が何とかするしかない・・・のか!?と、とりあえず炊き出しだ!

 手持ちの技術で異世界を救う、異世界⇒日常ファンタジー!

 

これは異世界転生モノですか?いいえ、法律条例等と戦う話です。

 

ぶっちゃけ イラストがNardackさんだったから買いたかった。後悔はしていない。

内容はまんまあらすじ通りの内容。

コスプレイヤー幼馴染とその姉でロリBBA(巨乳)とキャッキャウフフライフだった主人公由太の元に、島ごと日本に転移してきたエルフの嫁が出来て公共事業的支援を始める話。

農耕技術が古くて食糧難?現代技術でなんとかしてやろ!→そもそも孤島だし知識とは知ってても自分らにはそのノウハウ無いし無理や…。

 水不足?海水から真水を作る機械あったからそれ使ったろ!→その機械借りるには手続き必要だし、そもそも異世界島が日本国と認められずに扱いあぐねてるから当分は厳しいで・・・。

 みたいに、現代日本と行き来ができるからって何でも上手くいくわけじゃない。異世界チートは使えない中で、状況を由太の発送と周囲の協力で何とかしていくのは異世界チートには無かった面白さでしたね。

というか条例とか法なんかのリアルさを思いっきり持ち込んでる異世界モノって確かに見たことないわ・・・。

 

ただ、何か物足りない…!

キャラはみんなそれぞれ役割というか特色があって良いんですが、なーんか物足りない…。

ストーリーには文句ないんですが、キャラクターに作品独特の味が無いというか…。設定通りのキャラが殆どで、会話劇が多い作品なだけにとても惜しい。

ただ、作者さんが書きたい、力を入れている部分やキャラは例外。

1巻後半の由太の独白とかは中々来るものがありましたし、主人公らしさが感じられる部分でした。

無理にサブカルネタ入れなくても良いと思うんだけどなー。

 

ストーリー的には結構いい線いってると思うんだけどキャラの部分で

もう一味欲しい感じ。

今2巻まで読みましたが、問題が起こる→解決に奔走という流れはいいんですが、その最中のキャラ同士のやり取りにテンプレ感が出始めてるのが不安。

あ、ロリなくせに愛人立候補のフィレレはとても素晴らしかったです。この調子で毎巻モン娘ヒロインを増やしていくのもアリ?