たんかん!Vol:8
短い感想、略して「たんかん!」
コミックオンリー編
● 「あの人の胃には僕が足りない」
お!オネショタグルメものやんけ!と飛びついた けど大いに良い意味で裏切られた一冊。本気でグルメものだと思ってたから、初見時16P(?)のインパクトがすごかった。
一言で表すなら「化物語」や「ほうかご百物語」「あなたの街の都市伝鬼!」のような、現代学園妖怪伝奇モノ。ひと昔前には結構あったんだけど最近見なくなったなぁ。
当初思っていたモノとは違うけど、「ワタリ」と呼ばれる所謂怪異の気味の悪さと恐ろしさは結構本格的でホラーテイスト強めの妖怪モノが好きな人には絶対刺さる。
ホラーはちょっと…と思ってても、主人公船次くんとヒロイン満原先輩は予想とは”ちょっと”違うかもしれないけど、まごうことなきオネショタだから!大丈夫!
個人的にはもちろん伝奇部分も楽しめたんだけど、キャラの描写にすっごく惹かれた…。
まずそもそも船次くんも満原先輩もころっころ表情が変わるし感情豊か!恥ずかしがってる表情でも色々あってみてて楽しい。
そんでもって一番はやっぱり終盤の満原先輩の苦悶の表情と嘆きがね…。
是非とも流行ってほしい作品。
●「マッチョグルメ」
表紙に騙されるな!これはグルメ漫画だ!
グルメ漫画だと思ったらグルメ漫画じゃない「あの胃」に対し、グルメ漫画じゃないと思ったら王道グルメ漫画の「マッチョグルメ」。わけがわからないよ…。
『チートデイ』
食事制限を続けると身体が低燃費モードになり基礎代謝が下がる。
これを防ぐために数週間に一度好きに飲食をする『騙す日』を設けるというダイエットテクニック
主人公天王寺美貴久は筋肉の化身―マッスルリバース―とも呼ばれるボディビルダー!
自身の肉体をより高みに仕上げるべく日々のトレーニングと食事制限には努力を惜しまない…!そんな彼が『チートデイ』で日々の抑圧から解放され、食を楽しむ漫画です。
もうコンセプトからしてパワーのかたまり!美味しいものを食べる美少女など登場しない!出てくるキャラの8割は筋肉もりもりマッチョマン!もうこれだけで読みたくなるでしょ…。
とはいえ、出てくるのは普通に実在のお店の料理で美味しそうで食べに行きたくなるし、ストイックなボディビルダーたちの戦い(?)は面白い。
全然詳細な内容は語ってないけど、落ち込んだときに読んだら元気と食欲が溢れてくる素晴らしい一冊でした。続編待ってます。
●「シネマこんぷれっくす!」
●「木根さんの1人でキネマ」
映画ネタコミック2作品!
なんで2作品一緒に紹介してるかって?どっちも映画好きメンドクセー!と端からみたら厄介な映画好き(狂気)たちの話だからだよ!
ちなみに
映画をよく知らない人にも面白おかしく丁寧に沼へ引きづりこもうとするのが「シネこん」
映画オタのめんどくささをギャグテイストに、元ネタ知ってる人に対して特攻が入るのが「木根さん」
映画ネタばかりとはいえ、どっちも普通にギャグで面白いよ!
まぁ、ひたすら映画ネタばっかりであまり映画観ない人にはどう映るのかわからないところですが、 ぶっちゃけ元ネタ知らなくてもキャラたちの熱意と勢いで十分楽しめる。
ギャグテイストとはいえ、何かに対して熱狂的に好きを貫いている人たちに羨ましさも感じますね。あるものが徹底的に好きでたまらない!というキャラたちをみるのは題材は何であれ面白い。
雑な感想で「本当に申し訳ない…」
そして何故この2作品はコラボしないのか。「AvP」みたいに「1人でキネマこんぷれっくす!」とかやればいいのに。
●「その恋はいちごのように」
今回のオチとしてあまりに綺麗すぎる…!
入院してしまった祖父の代わりに家業のいちご農家の手伝いをすることになった主人公サラ(女子大生)と、そんな彼女を手伝うこととになった杉浦実(33歳男)の年の差ラブストーリー。
二人のぴゅあっぴゅあなやり取りで乙女回路がショートするんすよ…。
主人公サラちゃんの純真さも良いんだけど、のりちゃん(33歳男性)のぴゅあっぷりが魅力的…!女性向けなんだから当たり前か…。
最初こそ強面オッサンな実さんだけど、いちご好き&甘いもの(いちご系)大好きだわ表情変わらんくせにイチイチ反応が初心!可愛すぎか!と思いきや、時折大人の男性らしい色気やギャップがあって卑怯なんすよ…。これで彼女ナシとか考えられん…。
ぶっちゃけ展開は王道中の王道だから特に語ることなしだけど、のりちゃん(33歳男)のかっこ可愛さを堪能する1冊でした。
●
結構まだ感想書いてない漫画も多いし、布教したいものも多いけどおっつかない!
ラノベも読んで漫画も読んでるとホントに時間足りないね。
まだ単行本は出てないけど、「あせとせっけん」はオススメ。
こちらも単行本出たら感想書きたいな。